メキシコのクラウディア・シャインバウム大統領は2025年5月7日に行った記者会見で、USMCA自由貿易協定について語った。
トランプ氏は2025年5月6日にマーク・カーニーカナダ首相とともに記者団の前に立った際、USMCA自由貿易協定について「USMCAは実際に効果的だった」と述べたが、「それが間もなく終了する。ただ、再交渉が必要かは分からない」とも語った。
この意見に関して記者がコメントを求めると、シャインバウム氏は、三国貿易協定が「消滅する」兆候はないと語りました。
シェインバウム氏は「我々はUSMCAのおかげで大半の製品に関税がかからないという点で、カナダと共に我々は優遇されている」と、USMCAに準拠している“車両、鉄鋼、アルミニウムを除いた”メキシコ製品に対して関税が課されないことを強調した。
シャインバウム氏は、トランプ大統領の意見はUSMCAがNAFTAよりもはるかに優れているというものだと指摘し、自身もこれに同意すると述べた。
なお、メキシコは現在、鉄鋼、アルミニウム、自動車に対する関税の免除交渉も行っている。
・Sheinbaum gives an update on the USMCA: Wednesday’s mañanera recapped(Mexico News)
・USMCA、もはや不要」に反論 メキシコ譲れぬ一線(日経新聞)