USD/JPY考察

日銀が政策金利を据え置き、円相場は1か月ぶりの安値に【2024/12/19】

・政策金利は0.25%で据え置き
日本銀行は12月19日、政策金利を現行の0.25%に据え置くことを決定しました。
この判断は、経済活動や物価動向を慎重に評価するためのものです。
市場では利上げを予想していたため、意外な結果となりました。

・円相場と株価に影響
この発表を受け、円はドルに対して約0.3%下落し、1か月ぶりの安値水準となる155.42円で取引されました。
一方、日経平均株価も0.85%下落しました。

日銀の見解
日銀は、日本の経済と物価には依然として不確実性が高いとし、企業行動や為替相場の変動が物価に大きな影響を与えていると指摘しました。
政策決定は賛成多数(8対1)で可決されました。

米国との対照的な動き
同時期に米国のFRBは政策金利を0.25%引き下げ、フェデラルファンド金利を4.25~4.5%としました。
これにより、日米の金融政策の違いがさらに明確になっています。