アメリカの大手自動車メーカー・フォードは、2025年5月7日にメキシコで生産されたEV(電気自動車)やSUVなどの一部車種について、アメリカ向けの価格を引き上げる方針を発表しました。
同社は「関税によるコストの全てを価格に反映したわけではない」としたうえで、「今後の不透明な情勢を見据えて、顧客にも企業としても最適な判断をしていく」とコメントしており、この措置は7月中から開始される見通しです。
この背景には、トランプ前政権による輸入関税の影響があり、この動きが他の自動車メーカーにも波及する可能性もあります。
筆者としては、企業として関税の影響をある程度価格に転嫁するのはやむを得ない判断だと思いますが、今後他のメーカーがどう対応するかによって、市場動向に大きな変化が出てくるかもしれませんね。
・米 フォード 関税の影響でメキシコ生産車など価格引き上げへ(NHK Web)
・フォード、メキシコ生産車値上げ 関税影響受け5月から(日経新聞)
・米フォード、関税で値上げ メキシコ生産の一部車種 報道(yahooニュース)