メキシコ国家統計地理情報局が2025年5月8日に発表した4月度CPI(消費者物価指数)は以下の通り
前年同月比
前回:3.80%
予想:3.90%
結果:3.93%
前月比
結果:0.31%
前年同月比は3.93%とアナリスト予想とほぼ変わらずの結果となりました。
中銀は3月、政策金利を50bp引き下げて9%とし、トランプ米大統領の貿易政策による逆風の中、インフレ環境が許せば今後も同程度の引き下げを決定する可能性があるとの見解を示しました。
今回の結果では3ヶ月連続で前月数値以上(1月:3.66%、2月:3.77%、3月:3.8%)となり、インフレの微加速が見られました。
しかし、中央銀行の定めるインフレ率の想定レンジ(3%±1%)に収まっており、来週に利下げが行われる可能性もでています。
現在メキシコペソ円は週足での下降トレンドを転換できる位置に近づいていますが、2025年5月15日に予定している次回政策決定会合にで金利引き下げが行われた場合は再度下降トレンドに戻ってしまう可能性が高くなるでしょう。
参考:ロイター